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パソコンが重い・遅いときの対処法10選|原因と解決策|PCスマイル

パソコンが重い・遅いときの対処法10選|原因と解決策|PCスマイル

パソコンが重い・遅いと感じたとき、原因の多くはハードウェアの故障ではなく、ソフトウェア・設定・ストレージの空き容量にあります。
本記事では、再起動やスタートアップの整理など今すぐ無料でできる対処法から、メモリ増設・SSD換装といったハードウェアの改善策まで、効果が出やすい順に10個紹介します。
すべて試しても改善しない場合の買い替えの目安も解説しているので、上から順番に試してみてください。

パソコンが重い・遅くなる主な原因

パソコンが重くなる原因は、大きく分けて次の5つです。症状から原因の見当をつけ、対応する対処法から試すと効率的です。

主な原因 よくある症状 効果的な対処法
メモリ不足・常駐アプリが多い 複数のアプリを開くと急に遅くなる 1. 再起動/2. スタートアップ整理
ストレージの空き容量不足 起動やファイルの保存に時間がかかる 3. 不要ファイル削除/4. 空き容量確保
ブラウザの負荷 ネットを見ているときだけ重い 5. キャッシュ・拡張機能の整理
システム・セキュリティの問題 ある日を境に突然重くなった 6. Windowsアップデート/7. ウイルススキャン
ハードウェアの性能不足・劣化 何をしても常に遅い、購入から5年以上たっている 10. 増設・換装/買い替え

1. 再起動する

パソコンを長時間起動したままにしていると、メモリに不要なデータが蓄積され、動作が重くなります。
再起動することでメモリがクリアされ、一時ファイルも整理されるため、多くのケースで動作が改善します。

Windows 10・11では「高速スタートアップ」機能により、シャットダウンしても一部のシステム状態が保持される仕様になっています。
完全にリセットするには「シャットダウン」ではなく「再起動」を選択することが重要です。
週に1回程度の定期的な再起動を習慣にするだけで、動作の重さを予防できます。

-手順-
1 画面左下(Windows 11では画面下中央)のスタートボタン(Windowsマーク)をクリックします
2 電源アイコンをクリックします
3 「再起動」を選択します
4 再起動が完了するまでそのまま待ちます

2. スタートアップアプリを整理する

パソコン起動時に自動的に立ち上がるアプリが多いほど、起動時間が長くなり、その後の動作も重くなります。
使っていないアプリがバックグラウンドで常時動作していることが、全体的な遅さにつながっているケースも多いです。

チャットツール・クラウドストレージ・メーカー製ユーティリティソフトなどは、使うときだけ手動で起動する運用に切り替えると効果が出やすい項目です。
用途が不明なプログラムは無効化せず、残しておくほうが安全です。

-手順-
1 キーボードの「Ctrl」+「Shift」+「Esc」を同時に押してタスクマネージャーを開きます
2 「スタートアップ アプリ」を開きます(Windows 11では左側のメニュー、Windows 10では上部のタブ)
3 一覧の中で「状態」が「有効」になっているアプリと「スタートアップへの影響」を確認します
4 影響が「高」で、起動時に不要なアプリを右クリックし「無効化」を選択します

3. 不要なファイル・アプリを削除する

使わなくなったアプリや蓄積された不要ファイルは、ストレージを圧迫するだけでなく、検索インデックス処理やバックアップ処理に負荷をかけ、全体的な動作を重くする原因になります。

インストールしたまま使っていないソフトを中心に整理し、Windowsの「ディスククリーンアップ」で一時ファイル・ごみ箱・システムキャッシュなどを一括削除します。
ダウンロードフォルダやデスクトップに大量のファイルが放置されているケースも多く、整理するだけで動作改善につながる場合があります。

-アプリの削除手順-
1 スタートボタンをクリックし「設定」を開きます
2 「アプリ」→「インストールされているアプリ」(Windows 10では「アプリと機能」)をクリックします
3 一覧から不要なアプリの「…」(Windows 10ではアプリ名)をクリックします
4 「アンインストール」をクリックして削除します

-ディスククリーンアップの手順-
1 スタートメニューの検索欄に「ディスククリーンアップ」と入力します
2 検索結果から「ディスククリーンアップ」を開きます
3 クリーンアップするドライブとして「C:」を選択し「OK」をクリックします
4 削除するファイルの種類にチェックを入れます(「一時ファイル」「ごみ箱」「ダウンロードされたプログラムファイル」などが主な対象です)
5 「OK」→「ファイルの削除」をクリックします

ダウンロードフォルダ(エクスプローラー→「ダウンロード」)やデスクトップに不要なファイルが残っていないかも合わせて確認し、不要なものは削除してください。

4. ストレージの空き容量を確保する

ストレージの空き容量が少なくなると、Windowsが仮想メモリとして使う領域が不足し、動作が著しく低下します。空き容量が全体の15〜20%を下回っていたら対処が必要なサインです。

空き容量が10%を下回っている場合は、不要ファイルの削除に加えて、大容量ファイル(動画・写真・バックアップデータなど)を外付けドライブやクラウドストレージに移動することを検討します。
Windows 11では「設定」→「システム」→「ストレージ」の「ストレージ センサー」をオンにすると、一時ファイルやごみ箱を自動で整理できます。

-空き容量の確認手順-
1 エクスプローラーを開きます
2 左側の「PC」をクリックします
3 「デバイスとドライブ」の欄にあるCドライブを右クリックし「プロパティ」を選択します
4 「使用領域」と「空き領域」が表示されます

5. ブラウザのキャッシュ・拡張機能を整理する

ブラウザは日常的に使用する分、キャッシュ(一時データ)が蓄積しやすく、放置すると動作が重くなります。
インストールした拡張機能が多いほど、メモリの消費も増加します。

まずは「キャッシュされた画像とファイル」だけを削除して様子を見るのがおすすめです。「Cookieと他のサイトデータ」も削除すると、各サイトからログアウトされるため、IDとパスワードを確認してから実行してください。
タブを大量に開いたままにする使い方もメモリを圧迫する原因になります。不要なタブはこまめに閉じる習慣が有効です。

-Chromeのキャッシュ削除手順-
1 Chromeを開き、キーボードの「Ctrl」+「Shift」+「Delete」を同時に押します(右上の「︙」→「閲覧履歴を削除」からも開けます)
2 期間を「全期間」に設定します
3 「キャッシュされた画像とファイル」にチェックを入れます
4 「データを削除」をクリックします

-Edgeのキャッシュ削除手順-
1 Edgeを開き、キーボードの「Ctrl」+「Shift」+「Delete」を同時に押します(右上の「…」→「設定」→「プライバシー、検索、サービス」→「閲覧データをクリア」からも開けます)
2 期間を「すべての期間」に設定します
3 「キャッシュされた画像とファイル」にチェックを入れます
4 「今すぐクリア」をクリックします

-拡張機能の整理手順(Chrome)-
1 Chrome右上の「︙」→「拡張機能」→「拡張機能を管理」を選択します
2 使っていない拡張機能のトグルをオフにして無効化、または「削除」をクリックして削除します

6. Windowsアップデートを実行する

Windows Updateが長期間行われていない場合、不具合の修正やシステムの改善が反映されず、動作の遅さにつながることがあります。
またセキュリティパッチが未適用の状態は、マルウェア感染のリスクも高めます。

アップデート実行中はパソコンへの負荷が高まるため、業務の合間や終業後など、作業が少ない時間帯に行うのがおすすめです。
なお、Windows 10はサポートが終了しているため、更新プログラムが提供されなくなっています。Windows 10を使い続けている場合は、Windows 11への移行を検討してください。

-手順-
1 スタートボタンをクリックし「設定」を開きます
2 「Windows Update」をクリックします
3 「更新プログラムのチェック」をクリックします
4 更新プログラムが見つかった場合は「ダウンロードしてインストール」をクリックします
5 「最新の状態です」と表示されるまで繰り返します

7. ウイルス・マルウェアをスキャンする

マルウェアに感染している場合、バックグラウンドで不正な処理が常時行われ、CPU・メモリ・ネットワークが継続的に消費されます。
動作が突然重くなった場合、感染が原因かどうかはスキャンを実行することで確認できます。

Windows標準のMicrosoft Defenderでフルスキャンを実行します。フルスキャンは完了まで数時間かかる場合がありますが、定期的に実施することをおすすめします。
日頃のウイルス対策についてはパソコンのウイルス対策とは?種類と予防方法で詳しく解説しています。

-手順-
1 スタートボタンをクリックし「設定」を開きます
2 「プライバシーとセキュリティ」(Windows 10では「更新とセキュリティ」)→「Windowsセキュリティ」をクリックします
3 「ウイルスと脅威の防止」をクリックします
4 「スキャンのオプション」をクリックします
5 「フルスキャン」を選択し「今すぐスキャン」をクリックします

8. 電源プラン(電源モード)を変更する

ノートPCで動作が重く感じる場合、電源の設定が「省電力」寄りになっており、CPUの性能が意図的に抑えられている可能性があります。

AC電源(充電器)を接続して使用している場合は、性能を優先する設定に変更することで、CPUが本来の性能を発揮できます。ただしバッテリーの消耗は速くなるため、AC電源接続時のみ使用するのがおすすめです。

-Windows 11の手順-
1 スタートボタンをクリックし「設定」を開きます
2 「システム」→「電源とバッテリー」(デスクトップPCでは「電源」)をクリックします
3 「電源モード」を「最適なパフォーマンス」または「バランス」に変更します

-Windows 10の手順-
1 スタートメニューの検索欄に「電源オプション」と入力して開きます
2 現在選択されている電源プランを確認します
3 AC電源を接続している場合は「バランス」または「高パフォーマンス」を選択します

9. ストレージの最適化を行う

HDDを使用しているパソコンでは、ファイルの書き込みと削除を繰り返すうちにデータが断片化し、読み書き速度が低下することがあります。デフラグ(最適化)を実行することで断片化が解消され、読み書き速度が改善します。

なお、SSDの場合はデフラグは不要です。Windows 10・11ではSSDに適した最適化(TRIM)が自動で実行されるため、手動での操作は必要ありません。実行前に、自分のパソコンがHDDかSSDかを確認してください。
SSDの種類や確認方法はSSDの規格・世代の違いと確認方法、寿命についてはSSDの寿命は何年?確認方法と長持ちさせるコツで解説しています。

-HDDかSSDかを確認する手順-
1 「Ctrl」+「Shift」+「Esc」でタスクマネージャーを開きます
2 「パフォーマンス」を開きます
3 左側の「ディスク」をクリックします
4 右上に「SSD」または「HDD」と表示されます

-HDDの場合:デフラグ(最適化)の手順-
1 スタートメニューの検索欄に「デフラグ」と入力し「ドライブのデフラグと最適化」を開きます
2 最適化するドライブ(通常は「C:」)を選択します
3 「最適化」をクリックします

10. メモリ・ストレージの増設を検討する

1〜9の対処をすべて試しても改善しない場合、ハードウェア自体の性能が不足している可能性があります。
メモリ(RAM)が4GBの場合、現在のWindowsの動作には不足しており、8GB以上(複数のアプリを同時に使うなら16GB)への増設で大幅な改善が見込めます。
またHDDをSSDに換装すると、起動時間や全体的なレスポンスが大幅に改善するケースがあります。

メモリの増設はデスクトップPCであれば比較的容易に行えます。ノートPCの場合は、メモリがマザーボードに直付けされていて増設できない機種も多いため、事前に仕様の確認が必要です。
また2026年はメモリ・SSDの価格が高騰しており、以前より増設・換装の費用が高くなっています(詳しくはメモリ高騰はいつまで続く?)。パーツ代と作業の手間を踏まえて、買い替えとの比較もおすすめします。

-現在のメモリ容量を確認する手順-
1 「Ctrl」+「Shift」+「Esc」でタスクマネージャーを開きます
2 「パフォーマンス」を開きます
3 左側の「メモリ」をクリックします
4 右上に「〇〇GB」と表示されているのが現在のメモリ容量です

それでも重いときは|買い替えを検討すべきサイン

次のいずれかに当てはまる場合は、対処法や増設で改善するのが難しく、買い替えたほうが結果的に安く済むことが多いです。

買い替えを検討すべき5つのサイン

  • ✓購入から5年以上たっている
  • ✓CPUが第7世代以前のCore i3/i5などで、Windows 11に対応していない
  • ✓メモリが4GBで、増設できない機種である
  • ✓ストレージがHDDのままで、換装も難しい
  • ✓Windows 10のまま使っている

新品のパソコンは値上がりが続いていますが、第8世代以降のCPUとSSDを搭載した中古パソコンなら、Windows 11に対応し、事務作業には十分な性能を手頃な価格でそろえられます。

よくある質問

Q. パソコンが急に重くなったのはなぜですか?
A. Windowsアップデートの実行中、新しくインストールしたアプリ、ストレージの空き容量不足、ウイルス感染などが主な原因です。まずは再起動し、改善しなければタスクマネージャーでCPU・メモリ・ディスクの使用率が高いアプリを確認してください。

Q. メモリは何GBあれば十分ですか?
A. Windows 11でメール・Office・ブラウザ中心の事務作業なら8GB、複数のアプリやタブを同時に使う場合やWeb会議が多い場合は16GBが目安です。

Q. 再起動とシャットダウンはどちらがよいですか?
A. 動作が重いときは「再起動」を選んでください。Windows 10・11の「シャットダウン」は高速スタートアップによって一部の状態が保持されるため、再起動のほうがリセットの効果があります。

Q. パソコンの寿命は何年ですか?
A. 一般的な目安は5〜6年です。使い方によって前後しますが、5年以上使っていて対処法を試しても改善しない場合は、買い替えを検討するタイミングです。

まとめ

パソコンが重い・遅いと感じたら、まずは再起動・スタートアップの整理・不要ファイルの削除という基本の対処法を試しましょう。これだけで改善するケースが多く、費用もかかりません。
それでも改善しない場合は、ブラウザの整理・Windowsアップデート・ウイルススキャン・電源設定の見直しを順に試します。
すべて試しても解決しない場合は、メモリ増設やSSDへの換装、またはWindows 11に対応した中古パソコンへの買い替えを検討してください。

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